2018年12月31日月曜日

【ビエールのオトナ社会科見学】ホイコーローを作る[その72]






「さ、ママ、腕を組んでもらって」

『ユキ』と呼ばれた少女が、母親を促した。

「まあ、『ユキ』ったら、ご迷惑よ。ねえ、奥様」

『内田有紀』に酷似した女性が、マダム・トンミーに済まなそうに云った。

「迷惑だなんて、逆ですわ。ウチのヒトなんかで良かったら….」
「でも、ご主人様があ…..」

『内田有紀』に酷似した女性が、上目遣いにビエール・トンミー氏を見た。

「うっ!」
「あら、ご主人、どうかなさいましたの?やはり、お嫌かしら」
「い、い、いえ。こ、こ、光栄です」
「ふん。またなの、オジサン」
「(え?『ユキ』ちゃん…..気付いたのか)」
「横からだと、丸分かりよ。でも、黙っててあげる」

もう幾度生じたか分からぬ『異変』が、股間に生じていたのだ。

「(でも、大丈夫だ。『Cook Do®️』<回鍋肉用>のパッケージを拡大やつで隠せる)」
「オジサン、さ、ママと腕を組んで」

『ユキ』と呼ばれた少女の言葉を言い訳に、妻の前で堂々と別の女性を、それも密かに『好意』抱く女性の腕を取り、カメラの前に立った。



「(んぐっ!)」



(続く)



2018年12月30日日曜日

【ビエールのオトナ社会科見学】ホイコーローを作る[その71]







「え!?」

と、驚くビエール・トンミー氏に背中を向け、『ユキ』と呼ばれた少女は、今度は、母親に声を掛けた。

「今度は、ママよ」
「ええ!?」

少女の母親、『内田有紀』に酷似した女性は、動揺を隠せなかった。

「大丈夫よ、パパには内緒にするから」
「(え?何故なんだ、何故、『パパに内緒』にする必要があるんだ?)」



ビエール・トンミー氏は、歓びを感じながらも疑問を持った。

「ママも、オジサンのこと、気になってるのよ」

背中を向けているのに、『ユキ』と呼ばれた少女が、こちらに話しかけてきた(ように感じた)。

「(ええ!?『有紀』さんが?!…だけど、君のパパは、オータニ….ショウ…いや…)
「『大谷亮平』だよ、パパが似ているのは」
「(オータニ・リョウヘイって、二枚目俳優なんだろう)」
「オジサンは、『大谷亮平』よりずっとずっと格好いいよ。だから、ママもオジサンのこと、気になってるんだよ」
「(いやあ、そんなことは……)」

『大谷亮平』がどんな二枚目俳優かは知らなかったが、ビエール・トンミー氏は、照れた。照れたが、身の覚えがない訳ではなかった。

1966年、ビエール・トンミー氏は、宇部市にいた。

琴芝小学校』の児童であったビエール・トンミー氏は、『琴芝のジェームズ・ボンド』と噂されていたのだ。

『琴芝のジェームズ・ボンド』の噂は、『琴芝小学校』、神原小学校、宇部学園女子中学・高校(今の慶進中学・高校)、宇部中央高校といった学校の枠を超え、更に、琴芝という地域の枠も超え、宇部市中に広まっていったのだ。




(続く)



2018年12月29日土曜日

【ビエールのオトナ社会科見学】ホイコーローを作る[その70]







「ごめんね、オジサン」
「え?」

『ユキ』と呼ばれた少女と記念写真を撮るべく並んでいた時である。

「ごめんね、オジサン」

と、『ユキ』と呼ばれた少女が云った。

「アタシね、ホントは、オジサンのこと、好きなの」
「(え!?え、え、ええ!?)」

ビエール・トンミー氏は、混乱した。

「(き、き、君は、リアルに話しているのか?)」
「学校には、オジサンみたく格好いい男の子いないの」
「(いや、君はまだ若いんだから、こんなオジイサンを好きにならなくても)」
「一人だけいたのよ、素敵な男の子が、小学生の時には。でも、その子は、鶏にしか興味ないみたいで、『いきものがかかり』として、いつも学校の鶏小屋にばかりいたの。アタシ、いつもグラウンドから鶏小屋の中のその子のことを見てたの」



「(え!?....まさか…..)」
「オジサン、その子に似てるの」

ビエール・トンミー氏は、山口県宇部市琴芝小学校時代の自分を思い出していた。いつも学校の鶏小屋にばかりいた児童であった。

「(『ユキ』ちゃん、君は……)」

自分が時空のどこにいるのか分らなくなっていた。

「オジサン、今度は、ママと写真撮ってあげて」

それは、間違いなく『ユキ』と呼ばれた少女のリアルな言葉であった。


(続く)





2018年12月28日金曜日

【ビエールのオトナ社会科見学】ホイコーローを作る[その69]







「(良かった、『Cook Do®️』<回鍋肉用>のパッケージを拡大したものがあって)」

ビエール・トンミー氏の股間は、まだ『異変』が生じたままであったのだ。パッケージを拡大したもので、その『異変』を隠せたのだ。

「(そろそろ治ってくれないと、歩き辛い)」

と思っていた時である。

「ご主人、この子とも記念写真お願いできるかしら」

『内田有紀』に酷似した女性が、ビエール・トンミー氏に話しかけて来たのだ。

「え?」
「この子が、おじ様とも記念写真撮りたい、って云いますの」

『ユキ』と呼ばれた少女は、それまでの悪口が嘘であったかのように、俯いてモジモジしていた(ああ、その悪口は現実のものでは多分なかったのだから、『嘘』も何もないものであるが)。

「アータ、『ユキ』ちゃんと並んで」

マダム・トンミーに促され、ビエール・トンミー氏は、壁際に少女と並んだ。

『内田有紀』に酷似した女性が、自分のiPhoneを取り出し、64歳の老人と中学生の少女とのツー・ショットを撮った。




(続く)



2018年12月27日木曜日

【ビエールのオトナ社会科見学】ホイコーローを作る[その68]






「アータ、早く残りを食べて」

マダム・トンミーの言葉に我に返ったビエール・トンミー氏は、やや冷めた回鍋肉の残りを食べた。

「Cook Do®️」の回鍋肉は冷めても美味しかった。

「もう終りよ」

そうであった。出来上がった回鍋肉を食べ終え、「Cook Do®️」の調理体験は、もうお終いであったのだ。

「(ようやく解放される…..)」

『反応』しつつも、そのことで得もいえぬ『高揚』を味わいながらも、それ以上の『責め』に疲れ果てていたのだ。

「次は、写真撮影ですって」

マダム・トンミーから思いがけない言葉を聞いた。

「え?写真撮影?」
「そうよ、調理体験の記念写真よ」

「Cook Do®️」<回鍋肉用>のパッケージを拡大したものと、「Cook Do®️」という札と、そして、『自分で作ったよ⭐︎』という札が渡され、トンミー夫妻は、壁際に立ち、記念写真をとってもらった。




(続く)




2018年12月26日水曜日

【ビエールのオトナ社会科見学】ホイコーローを作る[その67]







「(でも、ああ、確かに……)」

もう、『ユキ』と呼ばれた少女にも、『松坂慶子』に酷似した女性にも、誰に云うでもなく、ビエール・トンミー氏は、認めざるを得なかった。

「(ボクは、『松坂慶子』(正しくは、『松坂慶子』に酷似した女性)にも、『ユキ』ちゃんにも、『反応』した)」

項垂れたビエール・トンミー氏は、目の前の皿に残った回鍋肉を見ていた。

「(ボクは、『松坂慶子』に関心はない、というよりも、本物の『松坂慶子』さんには申し訳ないが、『松坂慶子』を好きではない(正しくは、松坂慶子さんが、NHKの朝ドラ『まんぷく』で演じる女性を、であるが)。Blog『プロの旅人』に『松坂慶子』と云う文字が出てくるだけで、『プロの旅人』氏に抗議して来たくらいだ)」

確かに、この『【ビエールのオトナ社会科見学】ホイコーローを作る』シリーズ連載中に、ビエール・トンミー氏から幾度もiMesageで抗議が来た。

「(ボクは、若い娘が好きだ。でも、ロリコンではない。好きなのは、20歳以上だ。いや、それは少し前までで、ここ数年は、自分が歳をとった分、30歳以上の女性でないとダメになった。だから、中学生の女の子なんて、ボクの『範疇』ではないんだ)」

ビエール・トンミー氏は、デビューしたばかりのアグネス・チャンの大ファンであった。当時、アグネス・チャンは17-18歳であったが、ビエール・トンミー氏自身、まだ19-20歳であったので、17-18歳の女の子を好きになったとしても、ロリコンとは云えない。アグネス・チャンの後、ビエール・トンミー氏が20歳未満の女性を好きになったことはない(はずだ)。

「(でも、確かに、ボク、いや、もう一人のボク、股間の『ボク』は、『松坂慶子』にも少女『ユキ』ちゃんにも『反応』してしまった。ああ…..)」



ビエール・トンミー氏は、『己を見る男』である。エヴァンジェリスト氏が、フランソワ・モーリアックを題材とした修士論文で訴えたかった『己を見る』という行為を体現する男であった。


(続く)



2018年12月25日火曜日

【ビエールのオトナ社会科見学】ホイコーローを作る[その66]







「(は?)」

ビエール・トンミー氏は、声の方に、心に聞こえてくる声の方に顔を向けた。

「貴方っていう人は、また私を見て興奮してらしたの?」

『松坂慶子』に酷似した女性が、怒ったようでもあり、悦んでいるようでもある表情でこちらを見ていた。

「(え?ええ?)」
「私が、おにぎりを咥えるところでも見て、『想像』してたのねえ」



「(一体、何を『想像』するんですか?)」
「まあ、恥ずかしい!そんなことを私に云わせるの!」

『松坂慶子』に酷似した女性は、少女のように頬を紅に染めた。その瞬間、

「(んぐっ!)」

ビエール・トンミー氏は、まさに、今度は、『松坂慶子』に酷似した女性で『想像』したのだ。

「あああ、もうイヤ!ホント変態!ママで興奮したと思ったら、今度は熟女で興奮なの!」

『ユキ』と呼ばれた少女は、ビエール・トンミー氏と『松坂慶子』に酷似した女性との『やり取り』を聞いていたのだ。

「(いや、ボクは、『松坂慶子』には関心はない……)」
「今度はまた、アタシで興奮するの?このロリコン!」

向かいに座る3人の女性に翻弄され、ビエール・トンミー氏は、打ちのめされ、肩を落とした。

「(違うんだ…..ボクが気になっているのは、『有紀』さんだけなんだ)」

と言い訳しながらも、己を見る男であるビエール・トンミー氏は、こう認めざるを得なかった。

「(でも、ああ、確かに……)」


(続く)



2018年12月24日月曜日

【ビエールのオトナ社会科見学】ホイコーローを作る[その65]







「(いや、違う!.....そうじゃないんだ!)」

ビエール・トンミー氏は、またもや『ユキ』と呼ばれた少女に言い訳をしていた。

「何が、『そう』じゃないのよ?」
「(いや….そのお……)」

いい口実を見つけられないでいると、

「アータ、喉がつかえたのね。お水があるわ」

マダム・トンミーが、夫に助け舟を出した。

いや、彼女には、夫と少女の心の会話は聞こえていないはずなので、喉を鳴らすようにしていた夫を見て心配しただけのことであったのであろう。

「う…..う、うん」

と、ビエール・トンミー氏は、水の入ったコップを口に持っていった。



「ふん、助かったわね。優しい奥さんねえ。いや、間抜けな奥さんかしら。夫のイヤラシイ気持ちを知らないで」
「(いや、ボクは、そんな変な気持ちなんて…..)」
「何よ、『そんな』変な気持ちって?」
「(ボクは、ただ…..)」
「女がモノを食べる口に『反応』するなんて、ホント変態ね」
「ええー!そうなのお!?」

ビエール・トンミー氏と少女との心の会話に割り込んで来た者があった。


(続く)




2018年12月23日日曜日

【ビエールのオトナ社会科見学】ホイコーローを作る[その64]







「ふううーん!」

ビエール・トンミー氏が、鼻息を荒くした。

『内田有紀』に酷似した女性の夫が、『ムシャぶりつく』様子を想像してしまったのだ。

「アータったら、興奮しちゃって!さあ、もういいのよ、召し上がれ。お待ちかねのホイコーローよ」
「あ?....ああ…..」

股間はいきり勃ったままであったが、自覚する気持ちだけはなんとか鎮め、ビエール・トンミー氏は、ホイコーローを口にした。

「うん、美味い!」
「ええ、美味しいわねえ」

「Cook Do®️」の回鍋肉に舌が満たされ、ビエール・トンミー氏の股間が落ち着きを取り戻し始めた。しかし、その時、ビエール・トンミー氏は見てしまった。

「(んぐっ!)」

向かいの席に座る『内田有紀』に酷似した女性が、口を大きく開けたのだ。

「(んぐっ!)」

小さなおにぎりを食べようとしただけのことであったが、それを丸ごと『咥え』ようとした唇に、ビエール・トンミー氏は、『反応』してしまったのだ。



「(んぐっ!んぐっ!)」
「ふん!また、何を想像してんのよお!」

『ユキ』と呼ばれた少女が睨みつけて来ていた。


(続く)




2018年12月22日土曜日

【ビエールのオトナ社会科見学】ホイコーローを作る[その63]







「(許せん!)」

ビエール・トンミー氏の眼には、眼の前のガスコンロの火が映っていた。

「(『オータニ・リョウヘイ』は、40歳後半で、まだそんなに『元気』なのか!?)」

『松坂慶子』に酷似した女性が、先にトンミー夫妻が炒めておいたキャベツとピーマンを、「Cook Do®️」<回鍋肉用>と豚肉と長ネギを混ぜたフライパンに戻し、炒め合わせていた。



「(ボクは、40歳後半では、もう余り『元気』がなくなっていた。ソノ気持ちだけは十分あったが…..)」

ビエール・トンミー氏の心情は、怒りから落胆に変っていった。

「はーい!ご主人、『ユキ』ちゃん、お待たせえ!」

『松坂慶子』に酷似した女性が、声高らかに、フライパンの中のものを皿に盛り付けた。

「わーい!」

『ユキ』と呼ばれた少女が、それまでにない少女らしい歓声を上げた。

「はい、アータ」

マダム・トンミーが、小皿に取り分けたホイコーローと、味の素が配ったラップに包まれた小さなおにぎりを夫の前に置いた。

「いただきましょ!」
「うん」

その時、『ユキ』と呼ばれた少女は、もうホイコーローを口にしていた。

「うわー、美味しい!自分で作ったのって美味しいんだねえ」
「そうよ」

『内田有紀』に酷似した女性は、娘を愛おしそうに見た。

「ねえ、今晩、パパにもホイコーロー作ってあげて。きっと、ムシャぶりつくよ」

『ユキ』と呼ばれた少女は、興奮していた。

「(な、な、なにー!『ムシャぶりつく』だとお!)」


(続く)



2018年12月21日金曜日

【ビエールのオトナ社会科見学】ホイコーローを作る[その62]







「仕上げは、年の功で勝負だわ」

最後のバッター(調理者)、『松坂慶子』に酷似した女性の番であった。

「ご主人、もう少しの我慢よ。でも、男の人って我慢できなくなる時があるのよねえ

『松坂慶子』に酷似した女性は、意味深な言葉を発した。

「まあ、奥様ったら、お子さんもいるのに….」

マダム・トンミーが頬を赤らめながら、優しく『松坂慶子』に酷似した女性を諭した。しかし…..

「うん!ウチのパパも、よく云ってるよ。『ママー、我慢できない』って」

『ユキ』と呼ばれた少女が、とんでもないことを云い出した。

「(な、な、なにー!)」

ビエール・トンミー氏は、まなじりを上げた。

「『ユキ』ったら。でも、ええ、ウチのヒト、もう40歳後半なのに、まだまだ食欲旺盛ですの」



『内田有紀』に酷似した女性が、頬をピンクに染めながら、娘の言葉を肯定した。

「(んぐっ!んぐっ!)」

ビエール・トンミー氏には、『有紀』さんの『オータニ・リョウヘイ』が食欲旺盛なのではなく、『別の欲』が旺盛のように聞こえたのだ。


(続く)



2018年12月20日木曜日

【ビエールのオトナ社会科見学】ホイコーローを作る[その61]







「(んぐっ!んぐっ!)」

ビエール・トンミー氏の股間の高揚が増した。

「まあー!やっぱり、そうだったのねえ!」

『松坂慶子』に酷似した女性は、決めつけてきた。

「(いえ、違います!...ただ…)」

そうだ。ビエール・トンミー氏自身は、『松坂慶子』に酷似した女性に関心はなかったのだ。

「私は、武家の娘ですわ!殿方から、そんな眼で見られるのは心外だわ。でも、貴方もいい家の出のようね。きっと、武家なのね。だったら…ん、仕方ないわねえ」

と、『松坂慶子』に酷似した女性は、ビエール・トンミー氏を上目遣いに見た。

「(んぐっ!んぐっ!)」

ビエール・トンミー氏自身は、『松坂慶子』に酷似した女性に関心はなかったが、ビエール・トンミー氏の『自身』は、別の意思、というか、別の本能を持っていたようであった。



「アータ、もう少しだから、我慢して!」

マダム・トンミーが、夫を宥めた。

「そうよ、ご主人、もう少しお待ちになって。ふふ。私が仕上げるから」

それは、『松坂慶子』に酷似した女性のリアルな声であった。


(続く)


2018年12月19日水曜日

【ビエールのオトナ社会科見学】ホイコーローを作る[その60]







「アータ、またどうしたの、喉を鳴らして?」
夫の異変に気付いたマダム・トンミーが、ビエール・トンミー氏に声を掛けた。

「あ?」

どうやら、股間の異変は、喉まで鳴らしていたらしかった。

「ああ、早くホイコーローを食べたいのね。いい匂いですものね」
「ああ、そうだ。とてもいい匂いだからね」

上手く誤魔化せた、というか、上手く妻が勘違いしてくれた。ビエール・トンミー氏は、ホッとした。しかし…….

「ふん、アタシの眼は誤魔化せないわよ!」

甘えるように母親のエプロンの端を掴みながらも、『ユキ』と呼ばれた少女が、こちらを睨んでいた。

「(いや、違う!そうじゃないんだ!)」
「何が、『そう』じゃないのよ?」
「(いや、いい匂いだから、早く食べたくなったんだ)」



「ふん、食べたいのは、ホイコーローじゃないでしょ!」
「(え?)」
「ママでしょ、食べたいのは!」
「(き、き、君は、中学生なのに、なんてことを!)」
「あら、ママじゃなかったら、アタシなの?このロリコン!」
「(ま、ま、まさか!)」
「じゃ、やっぱり、私なのかしら?」
「(え!え!ええー!)」

『松坂慶子』に酷似した女性が、秋波を送ってきていた。


(続く)