2018年3月31日土曜日

【緊急特報】ついに、壁ドン!ビエール・トンミー氏。(前編)



「ビエール・トンミー氏が、ついに、やりました」

ビエール・トンミー氏付の特派員が(そんな特派員がいたのだ!)、エヴァンジェリスト氏の許に息を切らして駆けつけ、報告した。

「なんだ?公然猥褻でもしたのか?」
「『公然』は『公然』です」
「逮捕されたのか?アイツは変態だから、いつかこういう日が来るのではないかと思っていたがな」





「いえ、逮捕はされていません」
「なんだ、久しぶりに小菅に行けると思ったのに」
「そもそも公然猥褻をしたのではありません」
「ああ、『非公然』猥褻か」
「まあ、あの方は存在そのものが猥褻ですからね」
「外出する時もパジャマで、そのパジャマの下に『ソレ』を隠し持っているものな。『ソレ』は、公開せずとも、臭うからな」
「ええ、後を付けていると臭くてたまりません」
「しかし、女性たちは、その臭いがたまらんらしい」
「その意味では確かに、あの方は存在そのものが猥褻ですね。しかし、それは今に始まったことではありません」
「グダグダした報告はもういい。要するに、ビエールは何をしたのだ?」
「グダグダさせたのは、貴方だと思いますが……ええ、ビエール・トンミー氏が、ついに、やったのです。『壁ドン』を!」
「な、な、なんだと!」
「ええ、ビエール・トンミー氏が、ついに『壁ドン』をやったのです」

(続く)


0 件のコメント:

コメントを投稿