2024年2月29日木曜日

チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その413)

 


(でも、どこから『高倉健』が出てきたんだ?あ、アイツ、『BS12』で『高倉健』のヤクザ映画を見てた、云うてたな、そうだ!)」


と、ビエール・トンミー氏は、あることを思い出し、その思い出したものを吐き出すように、勇んでアイツこと友人のエヴァンジェリスト氏にiMessageを送った。



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「そやねん。『BS11』や」

「また、『BS11』云うん?アンタあ、くどいのお。『うさぎ』が、そうように好きなん?」

「は?『うさぎ』?なんで、『うさぎ』が出てくんねん?」

「『♩ブンブンイレブン』じゃけえ」

「唄わんでエエ。….あ、『BS11』の歌やな」

「『じゅういっちゃん』なんよ」

「知っとるわいな。『BS11』は、『じゅういち・チャンネル』やないか」

「違うんよ。『うさぎ』なんよ」

「え?あ…ひょっとして、『♩ブンブンイレブン』いう歌で、『BS11』のCMみたいなんに出てくる、あの『うさぎ』のことなんか?」

「ほうよねえ」

「えらい単純なネーミングやなあ」

「ああ、『BS11』の公式マスコット・キャラクターのあの『うさぎ』の名前が決るまでは、『イレブンウサギ』とか『イレサギ』とか『ブンサギ』と呼ばれとったんじゃと」

「そなんもイマイチやな。でも、なんで『うさぎ』なんや?」

「お!さすが、アンタじゃ。目の付け所が違うのお」

「ま、どうでもエエことなんやけどな」

「耳が『11』に見えるじゃろうがいね」



「ああ、そういうことかあ…」


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「(ああ、やっぱり、『どうでもエエこと』だった)」


と、ビエール・トンミー氏は、自身の脇が甘いをことを自覚せざるを得ず、肉体的に脇の間に冷たい風が吹く感じの襲われた。


(続く)






2024年2月28日水曜日

チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その412)

 


「(ボクも迂闊だった。『白い巨塔』のことに触れると、アイツが『田宮二郎』を語り出すであろうことくらい想定しておくべきだった。あ?いや、『白い巨塔』のことに触れてきたのは、アイツの方だ)」


と、ビエール・トンミー氏が、なじれになじれを重ねてきている、アイツこと友人のエヴァンジェリスト氏とのiMessage交換の中で、自らの混乱を感じていると、エヴァンジェリスト氏から、開き直りなiMessageが入ってきた。



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「ほうなんよ。ワシも、今ここで、『田宮二郎』を語りたいんじゃないんよ」

「嘘つけ!語りたいんやろが!」

「アンタ、聞きたいん?ほいじゃったら、語ったぎょうか?」

「いらん、いらん!」

「でも、ワシ、確信があるんよ。見たことないけど、『田宮二郎』の『白い巨塔』の方が、『唐沢寿明』の『白い巨塔』よりエエじゃろうと思うんよ」

「おお、たまにはマトモなこと云うやんか。さっきも云うたように、『白い巨塔』ちゅうドラマには二つあって、オリジナルのテレビドラマが1978年に放映、リメイクのんが2003年なんや。ワテ、両方のドラマをリアルタイムで見たで。今(2924年)、『BS11』でリメイク版をやっとるのを見とるんやが、その感想や」

「ワシは最近、『BS12』で、『高倉健』の『昭和残俠伝』なんかのヤクザ映画を見るとはのう見ることがあるんよ。ワシ、『小田貴月』(おだたか)さんと関係なくはないけえ、『高倉健』のことが、ちょっと気になるんよ」

「誰や?その『小田貴乃花』かなんか知らへんけど」



「そうやって、今度は、『貴乃花』の方に話を持ってこうとしとるんじゃろ。やめんさいや。『小田貴月』さんは、『高倉健』の養女じゃけど、実際には『パートナー』じゃった人じゃないねえ」

「それが、なんや、ちゅうねん?興味あらへん」

「『小田貴月』さんの本の出版を『ヒモくん』が手伝うたりしたらしいんよ」

「おお、アンサンの次兄の『ヒモくん』か。エエお人やったなあ。『ヒモくん』には、ワテも、アンサンと一緒に広島から上京して大学受験する時に、えろうお世話になっったさかい、『ヒモくん』絡みやったら、興味がなくはないんやけど、今の話は、その『小田貴乃花』はんのことも『高倉健』はんのことでもあらへんのや。ワテが、『BS11』でリメイク版の『白い巨塔』を見た時の感想云うで」


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「(おお、危ない、危ない。また、話を逸らされて、アイツから『高倉健』のことを色々と聞かされるところだった)」


と、ビエール・トンミー氏は、自らが『小田貴月』のことを『小田貴乃花』と、話を逸らさせかねない発言をしたことを棚に上げて、アイツこと友人のエヴァンジェリスト氏を批判した。


(続く)






2024年2月27日火曜日

チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その411)

 


「(その『OKB48総選挙」のことも、ボクとのiMessage交換の最中に、急いで調べ出したんだろう。まあ、アイツのそのつまらん執念とネット師力は認めてやる)」


と、ビエール・トンミー氏が、アイツこと友人のエヴァンジェリスト氏への、皮肉がたっぷり込められた賞賛の気持ち抱いていると、エヴァンジェリスト氏から、またまたウンザリさせられるiMessageが入っってきた。



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「あ、『高畑』さん、云うても、『魔女の宅急便』とか『平成狸合戦ぽんぽこ』の『高畑勲』じゃないけえね」



「ああ、『ジブリ』やな。でも、その『高畑勲』はんやないんやな」

「わしらと同い年で、アンタの10日後に生れた『高畑淳子』でもないけえね」

「誰や、そのオバハン?」

「有名な女優じゃないねえ。それに、自分もオジサン、いや、オジイサンなのに、同い年の女性をオバハン云うんはどうかのお」

「ほうかあ…ワテ、そのオバハン、あ、女優、見たことあんのやろか?」

「アンタ、大河ドラマはよう見るんじゃろ。ワシは全然、見んけど、例えば、『篤姫』とか『真田丸』とか、最近じゃあ、『どうする家康』にも出演しとったらしいで」

「やからあ、『どうする家康』のことはもうエエて。ワテ、『どうする家康』見るん、挫折したんや」

「『白い巨塔』にも出とったんじゃと」

「なぬ、『白い巨塔』やて?どっちのや?」

「いや、『ドッジボール』は関係ないと思うけどのお」

「アホンダラ!『1978年』のやつか『2003年』のやつか、と訊いてのや」

「ああ、『田宮二郎』の『白い巨塔』か、『唐沢寿明』の『白い巨塔』か、いうことじゃね?」

「分ってのやったら、さっさと説明しいや」

「ああ、『プロの旅人』でもバラされとったけど、ワシ、『田宮二郎』が好きなんよ。『天知茂』と『杉良太郎』にも憧れとったんよ」

「そないなこと、訊いてへん!」



(参照:天地茂、田宮二郎、杉良太郎。【原点(前編)】



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「(本当、いい加減にしてもらいたい!)」


と、ビエール・トンミー氏は、友人のエヴァンジェリスト氏が、話の腰をことある度に折ってくることに辟易し、無駄とは知りつつも、心の中でエヴァンジェリスト氏に抗議をした。


(続く)






2024年2月26日月曜日

チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その410)

 


「(でも、そうかあ。栗を使った万年筆ってものが、本当にあるのか。どんなんだろう?栗の実の皮を貼り付けようなものなんだろうか?)」


と、ビエール・トンミー氏が、本来はどうでもいいと思っていることに、ついつい気を取られていると、アイツこと友人のエヴァンジェリスト氏が、また、あの妙な単語をiMessageで送ってきた。



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「アンタ、今度は、さすがに『OKB』は関係ない、と思うとるんじゃろう?」

「『OKB』?ああ、あの変ったことする地銀やな」

「ほうよね。『OKB』は、『大垣共立銀行』でえ。『OKB48総選挙」の『OKB』とは違うけえね」

「やからあ、『違う』もんのことは、云わんでええがな」

「いや、アンタが間違えるといけんけえね」

「『OKB48総選挙」て、どうせ、『AKB』の『岡山』版かなんかのアイドルの総選挙なんやろ。1位になったアイドルが、桃でもテニしてニッコリでもするんやろ」



「ほら、間違えたで。そうじゃないんよ」

「でも、間違えてもどうでもエエがな。どっちゃにしても、万年筆とは関係あらへんのやろ」

「ほうなんよ。『OKB48総選挙」の『OKB』は、万年筆とは関係ないんよ」

「やったら、やっぱり、どうでもエエやないか」

「いやの、『OKB48総選挙」の『OKB』は、万年筆とは関係ないんじゃけど、ちょっと勘違いしたら、万年筆かと思うかもしれんけえ」

「何が、『ちょっと勘違いしたら』なんや?」

「『OKB48総選挙」は、『ボールペン』の総選挙なんよ」

「は?」

「『OKB48総選挙」の『OKB』は、『OKiniri Balpen』なんよ」

「はああ?くだらんでえ」

「何、失礼なこと云うん!『高畑』さんが泣くでえ!」

「『高畑』さん?」


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「(アイツ、本当にもう、よくも次々と新しい意味不明な言葉とか人物を出しくるもんだ。はあ……っ)」


と、ビエール・トンミー氏は、感嘆とも唖然とも取れる溜息を漏らした。


(続く)






2024年2月25日日曜日

チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その409)

 


「(自分だって、『東京日仏学院』の『ディクテ』から逃亡した過去を持っているくせに…だけど、どうして、フランスの競走馬のことになってるんだ?)」


と、ビエール・トンミー氏の脳裡に、友人のエヴァンジェリスト氏が競走馬になって競馬場をおちゃらけながら走る姿が浮かんできた時、エヴァンジェリスト氏から、珍しく話を遡及させるiMessageが入ってきた。



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「そうなんよ。アンタ、『SNCF』の大家でフランス通じゃけえ、『ジャン=ポール・エヴァン』がフランス人じゃ、とすぐ分ったんじゃね」

「まあ、せやな。アンタにゃ、隠し事できひんな」

「『ジャン=ポール・エヴァン』が、有名な『ショコラティエ』じゃ、いうことも知っとんじゃね?」

「はあ、『ショコラティエ』やったんか」

「あれ、知らんかったん?奥様は、ご存じかもしれんよ。日本にも店があって、『伊勢丹新宿本店』や『日本橋三越本店』なんかにも店あるんよ」

「おお、一流なやな」

「あ、広島の『アンデルセン』にも店があるらしいけえ」

「おお、『アンデルセン』の本店のビルは、確か、元銀行の古い建物やったなあ。で、その『ジャン=ポール・エヴァン』はんが、どないした云うねん?」

「アンタ、一流の『ショコラティエ』の『ジャン=ポール・エヴァン』が、『子ども騙しのお菓子』作ると思うん?」

「ああ、なんか、そないな話してたんやったな」

「『ジャン=ポール・エヴァン』は、のお、2014年の6月1日から期間限定で、『スティロ ショコラ ノワール』を発売したんよ」

「え?」

「『SNCF』の大家のアンタにゃ、『猫に小判』、いや、『釈迦に説法』じゃろうけど、『ステテコ ショコラ ノワール』じゃないけえね」

「やからあ、もう、『じゃないけえ』はやめれ」

「『ステテコ ショコラ ノワール』じゃあ、黒いチョコレートでできたステテコになるけえね」



「気色悪いで」

「『スティロ ショコラ ノワール』は、『stylo chocolat noir』で、『stylo』は、ペン、万年筆のことじゃろ。つまりの、『ジャン=ポール・エヴァン』は、本物の万年筆に見える形をした特別なショコラを作って発売したんよ」

「おお、そりゃ、見てみたかったで」

「ネットで検索したら、見れるで。URL教えたぎょうか?」

「そこまでしてまで見たいとは思わへん。て云うか、アンサンが云うてた『モンブラン』は、『ジャン=ポール・エヴァン』はんが作った万年筆の形したチョコレートのことやったんか?」

「違うけえ」

「せやったら、栗を使うたほんまもんの万年筆があるとでも云うんか?」

「云うんよ」



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「(まただ。アイツの『云うんよ』は、こっちの神経を見事にまで逆撫でしてくる)」


と、ビエール・トンミー氏は、アイツこと友人のエヴァンジェリスト氏に、自らの頬の産毛を逆撫でされる感じがして、思わず、身を震わせた。


(続く)






2024年2月24日土曜日

チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その408)

 


「(『ジャン=ポール・エヴァン』なんて、知る訳ないが、なんかフランス人っぽい名前のような気がする。でも、どうして、そんな男の話になってきたんだったか…)」


と、ビエール・トンミー氏が、会ったことも見たこともないフランス人の顔を想像しようとしていると、友人のエヴァンジェリスト氏から、すっとぼけたiMessageが入ってきた。



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「あれえ?アンタあ、『ジャン=ポール・エヴァン』(JEAN-PAUL HÉVIN)知らんかったあ?」

「知る訳ないやろ、そないなフランス人」

「ふふふ」

「なんや、気色悪いで」

「アンタ、馬脚を現してしもうたのお」

「はああ?」

「まあ、アンタ、元々、『馬並み』らしいけえね」

「やめれ、オゲレツは!」

「ありゃ、アンタ、『馬並み』じゃないん?」

「いや、それはそやで、『暴れ馬』や」



「アンタの『相手』ができるんは、『アレフランス』くらいじゃろう」

「へ?『アレフランス』?」

「ああ、アンタにゃあ、原語(フランス語)の方がエエんじゃね。『Allez France』よおねえ。でも、麻布十番にあったカフェもあるパン屋の『アレ フランス カフェ ダリア』じゃないけえね」

「『じゃないけえね』は、もういらんで」

「ワシが云うとる『アレフランス』は、競走馬じゃったんよ。アメリカ生れじゃけど、フランスで活躍したんじゃと。引退した後は、繁殖牝馬として、一流の種馬と『交配』したそうじゃけえ、一流のアンタの『相手』としては不足はないじゃろ。名前も、『Allez France』、つまり、『行け!フランス』いう意味じゃけえ。あ、『SNCF』のアンタにゃ、説明不要じゃったね」


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「(チクショー!また、嫌味を云いやがって)」


と、ビエール・トンミー氏は、あまり見たこともない『SNCF』の電車が、自分を責めるかのように、頭の周りをぐるぐる周る感に襲われた。


(続く)






2024年2月23日金曜日

チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その407)

 


「(『栗を使った万年筆』があるなんて、どうせ、子ども用のお菓子で、万年筆の形したマロン・チョコみたいなもんのことだろう)」


と、ビエール・トンミー氏が、見たこともなく、存在の有無も知らぬお菓子を想像していると、それを見透かしたかのようなiMessageが友人のエヴァンジェリスト氏から入ってきた。



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「アンタあ、万年筆の形をした栗の味をしたチョコレートみたいなもんかあ、とでも思うんじゃないん?」

「ああ、そんなもんやろ」

「『そんなもん』?アンタあ、子ども騙しのお菓子じゃあ、思うとるん?」

「ちゃうんか?」

「アンタあ、『ジャン=ポール』をバカにしとるん!?」

「はああ?また、知らん奴出してきよったで。いや、『ジャン=ポール』て、『ジャン=ポール・ベルモンド』ことか?」

「アンタあ、関係ない人物出してきて、また、話をあっちゃの方に逸らそうとしとるん?」

「なんや、『ジャン=ポール・ベルモンド』ことやないんか?」

「『ジャン=ポール・ベルモンド』が、万年筆とかチョコレートとなんか関係あるん?『勝手にしやがれ』!」

「お、『勝手にしやがれ』できたか。『ジャン=ポール・ベルモンド』の代表作やな」

「パラシュートをつけたお兄さんも忘れんとってや」

「またまた、妙なこと云うて、話を逸らしていくんやな」

「いや、ワシ、別に、『勝手にしやがれ』を唄うた『沢田研二』のことを云いたかったんじゃないんじゃけど、アンタが先に、ワシが話そうとしとることと関係ない『ジャン=ポール・ベルモンド』を出してきたんじゃないねえ」



「ああ、『沢田研二』かあ。でも、『ジャン=ポール・ベルモンド』が関係ならへんのか?アンサン、『ジャン=ポール』云うたやないか」

「ワシが云うた『ジャン=ポール』は、『ジャン=ポール・エヴァン』(JEAN-PAUL HÉVIN)じゃけえ」


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「(確信犯なんだ、アイツ。最初から、『ジャン=ポール・エヴァン』と云えばいいのに、態と『ジャン=ポール』とだけ云って、ボクに別の『ジャン=ポール』を想像させるか、自分から『ジャン=ポール・なんちゃら』じゃないんよ、としようとしたんだ)」


と、ビエール・トンミー氏は、普段のおちゃらけ顔の下から、アイツこと友人のエヴァンジェリスト氏のドス黒い裏の顔が現れてくる様を思い描いた。


(続く)






2024年2月22日木曜日

チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その406)

 


「(先ず、『4810』という意味不明な言葉というか数字を出して、それが、山の『モンブラン』の標高のことだとは明かしながらも、山の『モンブラン』を云っているんじゃないと、腸捻転を起こしそうなことを云ったまま、今度は、いきなり『ホワイトスター』って、また意味不明な言葉を出して来やがった。しかも、ボクの父親のことまで出してくるなんて、どういうつもりだ?)」


と、ビエール・トンミー氏は、くだらないiMessage交換の中に、くだらなさとは対極にいた真面目であった亡父のことを、アイツこと友人のエヴァンジェリスト氏が出してきたことに、真の怒りを込めたiMessageをエヴァンジェリスト氏に送信した。



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「あんなあ、エエ加減にしいや。くだらんことに、ワテのテテ親を出してくるんやらへん」

「いや、ワシが出してきたんじゃのうて、『プロの旅人』にあったんよ。『4810』、ホワイトスター』は、『マイスターシュテュック』(Meisterstück)で、キャップの先端に、『モンブラン』の山頂の雪をイメージしたマークの『ホワイスター』があって、ペン先に『4810』が刻まれとるんじゃろ?」



[参照]


【牛田デラシネ中学生】変態の作られ方[その47]


【牛田デラシネ中学生】変態の作られ方[その48]



「やめれ!アンサンが自分で書いたんやないか!それにや、何遍も云うけど、ワテはもうだいぶ前から、あないなくだらん、ちゅうか、オゲレツな妄想Blogは読んでへんのや。要するに、アンサン、万年筆の『モンブラン』のこと云うてたんやな」

「いや、違うんよ。ワシは、『モンブラン』いうても、万年筆の『モンブラン』のことじゃないけえね、云うたんよ」

「アホ!アンサン、『熊本』産の和栗を使った『モンブラン』や、云うたやないか。誰が、栗を使った万年筆があると思うねん?」



「あれ?アンタあ、知らんのん?」

「なんや!?栗を使った万年筆があるとでも云うんか?」

「云うんよ」


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「(アイツうー!ほんと、あのトボけたと云うか、巫山戯た云い方、ムカつく!)」


と、ビエール・トンミー氏は、『広島皆実高校』1年7ホームで同じクラスとなった時から今も続く、アイツこと友人のエヴァンジェリスト氏のおちゃらけ顔を思い出し、脳裡のその像に向けて、唾を吐きかけた。


(続く)






2024年2月21日水曜日

チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その405)

 


「(『くまモン』のアイコラを作るんでなかったら、アイツ、『熊本』関係の話へと派生させていくつもりだろう)」


と、ビエール・トンミー氏が、右手に持つiPhone14 Proの向こうにいる、アイツこと友人のエヴァンジェリスト氏を睨みつけるようにした時、そのエヴァンジェリスト氏から、更なる怒りを掻き立てくるようなiMessageが届いた。



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「アンタあ、『くまモン』のアイコラでも想像しとったんと違うん?やめてえや。これ以上、話を逸らさんといてや」

「そりゃ、こっちのセリフや」

「確かに、『L’histoire YAMAMOTO』の『山本さん』は、『熊本』出身で、『熊本』産の和栗を使った『モンブラン』も作っちゃってらしいけど、『熊本』のことは関係ないけえ」

「『モンブラン』?」

「あ、間違えんさんなよ。『4810』じゃないけえね」

「はあ?『4810』円とは、えらい高い『モンブラン』やないか」

「アンタあ、何云うとるん?『4810』じゃない、云うとるし、『4810』は、値段じゃのうて、標高から来とるみたいじゃし」

「『標高から来とる』?ああ、『4810』は、山の『モンブラン』の標高なんやな。誰が、山の『モンブラン』と勘違いするんや?」



「『4810』は、山の『モンブラン』の標高から来とるけど、山の『モンブラン』じゃないじゃろうがあ」

「また、訳の分らんこと云いよるで」

「アンタあ、お父様から『ホワイトスター』のこと、教えてもろうたんじゃないん?」

「『ホワイトスター』?」


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「(ああー!アイツ、また、次々と意味不明な言葉を出してきやがる!)」


と、アイツこと友人のエヴァンジェリスト氏にうんざりしたビエール・トンミー氏は、右手に持つiPhone14 Proの画面から視線を外し、部屋の壁を見るとはなく見遣った。


(続く)






2024年2月20日火曜日

チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その404)

 


「(確か、『山本五十六』が『水饅頭』好きで、『山本五十六』は、新潟の『長岡』出身だけど、『水饅頭』で有名なのが岐阜の『大垣』の『金ナントカ』という店で、そこから『大垣共立銀行』の『OKB45』とか、妙ちくりんな『ATM』の話になったけど、話が『水饅頭』に戻って…ああ、そこで、『山本五十六』が、『酒饅頭』を水風呂につけるみたいに水に浸けて食べたのか、と思ってもいないことを口にしたら、アイツ、<ぎょ、ぎょ、魚類、人類、ルイルイ『太川陽介』>と驚いたから、『ルイ』から、『ジョニー・デップ』が『ルイ15世』を演じた映画『ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人』を、ボクが連想してしまったんだ。そうか、最後、ひん曲げ他のは、ボクだった…)」


と、ビエール・トンミー氏は、自らの失態を思い出し、思わず舌を出したが、そのことには触れず、話の流れから理解できた『山本五十六』の変った性癖について、確信に満ちたiMessageを友人のエヴァンジェリスト氏に送った。



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「そやったんやな。『山本五十六』はんは、『酒饅頭』を水風呂につけるみたいに水に浸けて食べたんやな」

「ほうなんよ。『長岡』の『川西屋本店』のHPによるとのお、『山本五十六』は、どんぶりに水を入れて、そこに雪の塊を入れて冷やしといて、そこに『川西屋本店』の『酒饅頭』を入れてふやかしておいて、砂糖をかけて大きなスプーンで饅頭卯をすくって食べるんが好きじゃったんじゃと」

「それ、『水饅頭』やあらへんなあ」

「じゃけえ、文句なら、『山本五十六』に云いんさいやあ、云うとるじゃろうがあ」

「おお、そこや、なんで、『山本五十六』はんの『水饅頭』のこと、聞かされなあかんねん?」

「何、云うとるん。『山本五十六』の名前を持ち出してきたんは、アンタじゃないねえ」

「ああ…せや。でも、それは、アンサンが、『history』な『山本』はんのこと、話してきたからやないか。『history』な、つまり、歴史上有名な『山本』はんいうたら、『山本五十六』はんのことやないか、と思うたんや。『山本五十六』はんは、『江田島』の『海軍兵学校』の出身やさかい、『広島』とも縁があるさかいな」

「いや、ワシが云う『山本さん』は、『広島』とは関係ないけえ。『熊本』出身のはずじゃ」

「え?何を今更」

「『熊本』出身じゃけど、『くまモン』のケーキなんか作っとられん思うで」

「また、いらん情報や」


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「(今度は、アイツ、どうせ、『くまモン』のアイコラでも作るつもりだろう。ああ、いかん、いかん)」


と、ビエール・トンミー氏は、頭を左右に強く降って、脳裏の浮かんできてしまった、アイツこと友人のエヴァンジェリスト氏の顔を使ったアイコラを払いのけた。




(続く)






2024年2月19日月曜日

チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その403)

 


「(ボクが、アイツを驚かした?何で驚かしたんだ?)」


と、ビエール・トンミー氏が、幾ら記憶をその底の隅々まで攫ってみたが、何も見つけられず、両眼を閉じたままにしていると、右手に持つiPhone14 Proから着信音『ハロー』が鳴った。友人のエヴァンジェリスト氏からのiMessageだ。



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「『水風呂』よおね」

「なんや?ワテ、アンさんに、『水風呂』に入れ、云うたかいな?いや、アンさんに、ワテに、『風呂入れ』云われて、入ってみたら『水風呂』で、『なんじゃあ、これええ!?』、と驚いたあ、とでも云うんか?」

「アンタあ、ワシに『風呂入れ』云うた?アンタあ、ワシにとって『王』みたいなもんじゃけえ、そりゃ、『風呂入れ』云われたら入るけど、アンタあ、ワシの裸見たいん?」



「アホンダラあ!想像しただけでヘドが出るで。それに、ワテ、アンサンに『風呂入れ』と云うてへん」

「ほうよね、ワシ、アンタに『風呂入れ』云われとらん」

「なら、なんで『水風呂』で驚くねん?」

「そりゃ、『酒饅頭』を水風呂につけるみたいに水に浸けて食べた、と云われたら、驚くじゃろ?」

「ああ、ワテ、なんかそないなこと云うたなあ。でも、それで驚いた、いうことは、アンサン、そないな食べ方したことあんのか?」

「そうようなイナゲなことせんけえ。『酒饅頭』は好きじゃけど、、普通にそのまま『酒饅頭』として食べたいし、『水饅頭』も好きじゃけど、『水饅頭』として作られたもんをそのまま食べたいけえ」

「おお、『水饅頭』や。『水饅頭』のこと、話してたんが、どこでどうひん曲がって、『ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人』になったんや?」

「何、云うとるん!ひん曲げたんは、アンタじゃないねえ。ワシは、『ジョニー・デップ』じゃのうて、『山本さん』のこと、話そうとしたったのにい」

「おお、そうだ!『山本五十六』はんや!」


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「(えーと…『山本五十六』から、どうして、『ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人』になったんだ?)」


と、ビエール・トンミー氏は、極めて日本的な『山本五十六』と、極めてフランス的な『ジャンヌ・デュ・バリー』とが結びつかず、落ち着かない思いから、椅子につけた臀部をもぞもぞと動かした。


(続く)






2024年2月18日日曜日

チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その402)

 


「(折角、こっちが気分良く、知識を披露しようとしているのに、話の腰を折るようなことをしてくるんだ。でも、アイツもこのことは知らないだろう)」


と、ビエール・トンミー氏は、勇んで、アイツこと友人のエヴァンジェリスト氏宛のimessageを打ち始めた。



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「コレも、ワテは、話は知ってたんやけど、『王』が朝、目覚めると、寝室に大臣や貴族やその夫人達がゾロゾロとやって来て、『王』の着替えや食事を『公開」でやってたとこが、あの映画(『ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人』)、オモロかったで」

「ワシも、アンタの着替え手伝おうか?『オフィス・トンミー』所属のワシのとっちゃ、アンタあ、『オフィス・トンミー』の社長で、『王』みたいなもんじゃけえね」

「おお、是非やってくれや」

「本当にエエん?」

「ああ、かめへんで。あの映画の中やと、医者がウンコを舐めて体調を調べてたで。アンサン、当然コレもやるんやで」

「ほいじゃったら、ケツの穴も舐めて綺麗にしてあぎょうか?」



「アンサン,調子に乗って、気持ち悪いこと云うんやないで」

「アンタが、映画『ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人』のこと、云いだしたんがいけんのんよ」

「ワテのせいや、云うんか?でも、そやな、なんで、ワテ、『ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人』のこと、話し出したんや?」

「しっかりしてえや。ワシが、<ぎょ、ぎょ、魚類、人類、ルイルイ『太川陽介』>云うたら、アンタが、『ルイルイ』に反応して、『ルイ15世』を演じた『ジョニー・デップ』を持ち出してきたんよ」

「ああ、せやったなあ。でも、アンサン、なんで、<ぎょ、ぎょ、魚類、人類、ルイルイ『太川陽介』>云うたんや?」

「アンタが、驚かすけえよおねえ」

「ワテが、アンサン、驚かす?」


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「(ボクとしたことが、記憶が曖昧になってる。アイツが、話を次々と派生に派生を重ねていくからだ)」


と、ビエール・トンミー氏は、記憶力について持っていた絶対的な自信が、友人のエヴァンジェリスト氏の戯言によって、揺らいできていることに、思わず歯軋りをした。


(続く)






2024年2月17日土曜日

チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その401)

 


「(だけど、アイツは、映画『ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人』のことをネットで調べて知っているだけで、見てはいないはずだ)」


と思うビエール・トンミー氏の脳中に、『ルイ15世』を演じる『ジョニー・デップ』の流暢な(多分、流暢な)フランス語が響き、その映画の感動をiMessageでアイツこと友人のエヴァンジェリスト氏に送った。



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「『ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人』は、エカッタデェ。やっぱりホンマもんの映画はチャウで。ハリウッドの歴史映画が、ディズニーランドのシンデレラ城(つまりハリボテ)やったら、今回の映画は本物のベルサイユ宮殿でロケしとるんやで。鏡の間をよー映画に貸してくれたもんや」

「アンタも、若い頃にゃあ、道玄坂とか歌舞伎町の『鏡の間』に、よう泊ったりしとったんじゃろう?」

「またオゲレツかいな」

「なかなか刺激的なんじゃろう?」

「ワテ、ああようなところは行ったことあらへん」

「『ああようなところ』いうことは、どうようなところか知っとるんじゃね。行ったことあるんじゃね?」

「五月蝿いで。真面目に聞きいや。エエか、本物のベルサイユ宮殿でロケしたちゅうことはや、日本で云うたら、国宝で世界遺産の姫路城で戦国映画を作ったようなモンなんやで」

「まあ、姫路城も、『眠狂四郎』とか『水戸黄門』とか『暴れん坊将軍』とか、いろんな映画やドラマのロケ地として使われてきとるみたいじゃけどねえ」

「ふん、五月蝿いで」

「アンタも、『コカン暴れん<棒>将軍』とかの映画を姫路城で撮影してみんさいや」



「やからあ、オゲレツはやめれ。で、これは、オゲレツな話として云うんやあらへんけど、昔から知ってたんやが、フランスのルイ王朝の頃は、『王』の『相手』は、既婚者やないと身分的に駄目やったらしいの」

「おー(王)、おー(王)、『王貞治』」

「相変らず、くだらんで。『王貞治』をそないな使い方しとったら、クレームが入るで」

「ワシらのiMessageの交換を、『王貞治』もその関係者も見とらんじゃろう」

「それはそやけど、まあ、ええか、『王』の『相手』で有名な『ポンバドール夫人』は、まさに『夫人』やろ。今回も(『ジャンヌ・デュ・バリー』も)、庶民の娘が『ルイ15世』の愛妾になる為に、わざわざ貴族と結構せんとアカンかったんや。夫になる貴族もそれを光栄と思ったんやで」

「そりゃ、『公妾』が未婚じゃったら、『王』に、結婚してえや、云うてくるかもしれんし、そうなったら、『王』は『王妃』と離婚を考えんといけんかもしれんし、でも、『王妃』は外国の王室出身とか有力の娘じゃったりすることが多いけえ、離婚したら大きな問題とか、場合によっちゃ戦争になるかもしれんけえ、既婚者の方がそうなる可能性がないか低いけえ、都合が良かったんじゃないん?」


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「(あの野郎!また、急いで、デジタル・ハンターしやがったなあ!)」


と、ビエール・トンミー氏は、あの野郎こと友人のエヴァンジェリスト氏への憤りから、自らの眼球内に炎を燃やした。


(続く)