(でも、どこから『高倉健』が出てきたんだ?あ、アイツ、『BS12』で『高倉健』のヤクザ映画を見てた、云うてたな、そうだ!)」
と、ビエール・トンミー氏は、あることを思い出し、その思い出したものを吐き出すように、勇んでアイツこと友人のエヴァンジェリスト氏にiMessageを送った。
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「そやねん。『BS11』や」
「また、『BS11』云うん?アンタあ、くどいのお。『うさぎ』が、そうように好きなん?」
「は?『うさぎ』?なんで、『うさぎ』が出てくんねん?」
「『♩ブンブンイレブン』じゃけえ」
「唄わんでエエ。….あ、『BS11』の歌やな」
「『じゅういっちゃん』なんよ」
「知っとるわいな。『BS11』は、『じゅういち・チャンネル』やないか」
「違うんよ。『うさぎ』なんよ」
「え?あ…ひょっとして、『♩ブンブンイレブン』いう歌で、『BS11』のCMみたいなんに出てくる、あの『うさぎ』のことなんか?」
「ほうよねえ」
「えらい単純なネーミングやなあ」
「ああ、『BS11』の公式マスコット・キャラクターのあの『うさぎ』の名前が決るまでは、『イレブンウサギ』とか『イレサギ』とか『ブンサギ』と呼ばれとったんじゃと」
「そなんもイマイチやな。でも、なんで『うさぎ』なんや?」
「お!さすが、アンタじゃ。目の付け所が違うのお」
「ま、どうでもエエことなんやけどな」
「耳が『11』に見えるじゃろうがいね」
「ああ、そういうことかあ…」
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「(ああ、やっぱり、『どうでもエエこと』だった)」
と、ビエール・トンミー氏は、自身の脇が甘いをことを自覚せざるを得ず、肉体的に脇の間に冷たい風が吹く感じの襲われた。
(続く)