「(まあ、アイツ程ではないが、中学に入る前から…)」
と、ビエール・トンミー氏が、宇部市の『琴芝小学校』の児童だった頃に、米国テレビ映画『かわいい魔女ジニー』の『姿態』を思い出し、股間に『異変」を生じさせていた自分を思い出していると、アイツこと友人のエヴァンジェリスト氏からオゲレツを継続するiMessageが入ってきた。
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「『結婚』いうんは、その頃、男女が一緒に生活するもんじゃとは分っとったけど、それ以上、どういうもんか、よう知らんかったよ。でも、なんか知らんけど、『気持ちがええ』もんのような気がしとったんよ。アンタもそうじゃなかったん?」
「アホか!ワテは、アンサンとちゃうねん。小学生の頃、股間に『異変」なんか生じとらへんかったんや」
「小学生の頃、、股間に『異変』?なんのことねえ?」
「いや、あのま、そのお、そお、アンサンのこと云うてんのや。アンサン、『松原智恵子』で『んぐっ!』しとったあ、云うたやろ。つまり、股間に『異変』が起きとったんとちゃうんか?」
「誤魔化しんさんなや。あ!アンタあ、『アッコちゃん』で『んぐっ!』しとったん?」
「はらあ?アンサン、ほんまアホちゃうか?アニメの主人公でそないなことにならへんで。今時の若モンなら、ちゃうかもしれんけど」
「あ、じゃあ、『アッコちゃん』じゃのうて、『アッコ』じゃったん?」
「何、云いたいねん?」
「『アッコちゃん』じゃのうて、『アッコ』いうたら、『和田アキ子』じゃろうがあ。『ひみつのアッコちゃん』の実写版で『和田アキ子』が『アッコちゃん』役するんを想像して『んぐっ!』したんじゃろ!?」
「『和田アキ子』でそないなことになる訳ないやんか」
「そりゃ、『和田アキ子』に失礼じゃろ。『和田アキ子』は、普段は、『女番長』、『ゴッド姉ちゃん』かもしれんけど、ご主人の前では、しおらしゅうて可愛い『オンナの子』なんじゃないんかあ、思うで」
「知るかいな」
「あ、『和田アキ子』じゃないんなら、やっぱりあっちの『あつこ』がエエん?」
「あっちの?」
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「(アイツう、フランス文学修士で言葉には本当は煩いくせに、ワザと、『あっちの』なんて曖昧な云い方をして撹乱してきているんだ)」
と、ビエール・トンミー氏は、アイツこと友人のエヴァンジェリスト氏の策略には嵌らないよう、自身の身をぐっと固めた。
(続く)